戦争勝利に尽くした鉄道労働者の偉勲

戦争勝利に尽くした鉄道労働者の偉勲

朝鮮人民が世界「最強」を豪語するアメリカ帝国主義者を打ち破り、勝利の歓呼を上げた時から60年が経ちました。鉄道労働者は戦争勝利のため全てを尽くしました。

鉄道省革命事績館のシン・ダルミさんの解説です。

「祖国解放戦争での朝鮮人民の偉大な勝利には鉄道労働者の偉勲も刻まれています。『すべての力を戦争勝利のために』という偉大な金日成主席の歴史的な放送演説に接した鉄道労働者は奮い立ちました。猛爆の中でも前線により多くの兵器と弾薬を送ろうと、生命をもためらうことなく捧げました」

当時、ウォンサン機関区の機関士であった労働英雄称号を受けたアン・ソングクさんもその中の一人です。アンさんは、日帝の植民地支配の時、機関区の雑役係としてあらゆる蔑みと蔑視を受け、人間扱いされずにいました。そのアンさんを国の主人、新しい朝鮮の機関士に育てたのは共和国政府でした。

共和国を守ってこその幸せな人生、未来だということを痛感したのでアンさんは戦時輸送に全てを尽くしました。命の危険を冒して燃える軍需列車を救い、敵機の猛爆の中にも多くの軍需物資を前線へ運びました。ある日、アンさんは爆撃によって噴出す機関車の蒸気で全身に火傷をしましたが、引き続き機関車を運転して列車を救い、壮烈な最期を遂げました。国ではその偉勲を高く評価し、アンさんが運転していた機関車に「アン・ソングク号」と命名しました。

こうした偉勲はアンさん一人に限ったものではありませんでした。新しい朝鮮の主人として生きがいのある人生を送った鉄道労働者誰もがこうした不屈の精神をもって集団的英雄主義を発揮しました。爆撃や砲撃にも屈せず命を賭して敵機を誘引して時限爆弾を解除し、破壊された線路や鉄橋を復旧しながら機関車を運転して戦時輸送を保障しました。戦争の日々に、鉄道労働者は線路や機関車を国の一部分に、自分の命のように見なしました。

植民地奴隷の運命を二度と繰り返すまいと戦争勝利のため全てを尽くしました。鉄道労働者のこうした英雄的偉勲は新しい世代の鑑となっています。

ピョンヤン機関区の機関士ハン・ミョンヒョンさんのお話です。

「戦争の時、先輩が発揮した英雄精神に見習い、もっと多くの貨物を運んで社会主義文明国家の建設に尽くすつもりです」

その通りです。戦争勝利に尽くした鉄道労働者の不屈の精神はそのまま引き継がれ、社会主義強盛国家建設に奮い立った朝鮮人民を大いに励ましています。