戦争三年間、朝鮮を廃墟にしたアメリカ

戦争三年間、朝鮮を廃墟にしたアメリカ

1950年代にアメリカは朝鮮で侵略戦争を引き起こしました。共和国が創建されて2年にもならない時でした。誕生間もない共和国を双葉のうちにもぎ取ろうと戦争を引き起こしたアメリカは朝鮮の全てをことごとく破壊しました。

戦争の時に作られた叙情詩「朝鮮は戦う」にはこうしたくだりがあります。

この地で都市と村を探さないでほしい
南北1200キロに廃墟だけ残った
太陽も黒い煙の中で
血のように燃えている朝鮮
猛爆にスズメまでなくなった朝鮮

アメリカ侵略者は共和国の78の都市を「地図の上で完全になくしてしまう」と言って大々的な無差別「焦土化作戦」を繰り広げました。戦争の間、アメリカは空軍飛行隊を80万回、海兵隊と海軍飛行機を25万回以上も出撃させました。爆弾とナパーム弾の投下量を見てもほぼ60万トンで、太平洋戦争の3.7倍を上回るものです。

朝鮮革命博物館の学芸員リ・チュンソンさんのお話です。

「アメリカが戦争3年間、朝鮮半島に投下した爆弾の85パーセントは平和的な対象を目標としたものです。こうした無差別空爆によって、8700の工場、企業の建物と60万戸の住宅が破壊され、37万ヘクタールの耕地が被害を受けました。そして、5000余りの学校、1000余りの病院と診療所、260余りの劇場と映画館など、多くの文化施設がことごとく破壊されました。深い山中にある国宝価値を持つ昔の建物まで跡形もなく消え去りました。特にピョンヤンに対する空爆は残酷極まりないものでした。市民一人当たりに一個を超える４２万８千個の爆弾が落ちて戦争の前にあった7万個の建物がほとんど破壊されました。橋も道路も、はては道端の一本の木もまともなものが一つもありませんでした。アメリカは朝鮮がこれから100年立っても立ち直れまいとうそぶきました」

人類史には多くの戦争が記録されていますが、朝鮮戦争のように一つの国、一つの民族の生活の場をこれほどまでに残酷に破壊して廃墟にした戦争はかつてありませんでした。

この地で戦争が終わってから60年余りの歳月が流れました。しかし、国中を廃墟にしたアメリカの極悪な行為を朝鮮人民はいつまでも忘れず、百倍、千倍にして復讐するでしょう。