想像を絶する日本の振る舞い

想像を絶する日本の振る舞い

先日、東京オリンピック組織委員会は、独島を自分の領土、朝鮮東海を日本海と表記した地図をホームページに抜けぬけと載せました。内閣官房長官は「これは竹島についての日本の領有権と日本海で日本が占める地位を考慮したものだ」と正当化しました。平和のシンボルであるオリンピックまで自分の領土強奪の野望の実現に悪用する日本の卑劣さは、実に想像を絶するものです*1。

日本が独島領有権と日本海の表記を執拗に主張するのは、朝鮮半島と大陸への再侵略を狙った地政学的な野望にだけ起因するのではありません。それは嘗て日本帝国主義者が朝鮮で犯した絶対許せない罪を正当化し、領土紛争のベールを被って国際世論を惑わす事で被害者を装うという厚顔無恥な侵略の歴史の歪曲の一環なのです。日本海の表記だけを見ましても、これには日帝に踏み躙られた朝鮮民族の血生臭い歴史が秘められていて必ず清算されるべきものなのです。

周知のように朝鮮東海は、他より先に東海を開拓した朝鮮の先祖達が初めて名を付け長い歳月を通して使用し、世界で広く利用されて来た公認された地名です。朝鮮の古書である三国史記には東海という名称が紀元前59年から使用され始めたとし、414年に建てられた広開土王陵の碑文にもその名が刻まれています。日本という国号が紀元7世紀になって初めて生まれた事に鑑みる時、朝鮮の東側の海が朝鮮海・朝鮮東海になって然る可きだというのは自明の理です。

世界の多くの国の昔の地理関連の書類と地図は元より日本で編纂された多くの図書と地図にも、朝鮮半島と日本列島の間の海が朝鮮海・東海と表記されています。大陸と半島を基準として海の名を表記する大陸地名優位の国際慣例に鑑みても、東海の名は朝鮮半島の東側に位置する海という意味で正当なものです。

朝鮮の海である朝鮮海・朝鮮東海が日本海に歪曲表記されたのは、日本が1905年に乙巳五条約、日本で言う第二次日韓協約を捏造して朝鮮を占領した時からでした。自国内の地図で朝鮮海の表記を日本海に歪曲し、1929年は宗主国の地位を悪用して国際水路機関に朝鮮東海を日本海に登録する強盗丸出しの行為を躊躇わずに働きました。

歴史的な事実は日本海の名が日本帝国主義の血生臭い植民地支配の歴史が凝縮した罪な地名で、軍国主義的膨張政策の所産、帝国主義侵略の代名詞である事をはっきり見せています。日本の敗北と共に廃棄されて然る可き植民地時代の遺物である不法極まりない日本海表記が、90年が経った未だに存在するのは国際社会の恥です。

想像を絶する日本の振る舞いは朝鮮民族皆と国際社会の糾弾を避けられないでしょう。

（時事評論）