幸せ溢れるルンラ島

幸せ溢れる綾羅島

ピョンヤンの都心を流れるテドン川*1の中州、ルンラ島*2。風光に恵まれたルンラ島に人民の公園が立派に作られ、訪れる人が増える一方です。

ルンラ人民公園のルンラ遊泳場の職長ソン・ジョンハクさんのお話です。

「遊泳場と遊園地、イルカ館からなるここルンラ人民公園に毎日、大勢の市民が訪ねて来て憩いの一時を送っています。今は夏の本場、ということで人々が一番先に訪ねるのもこの遊泳場です。多機能化されていて自分の体質と趣味に合わせて泳ぎや水浴びなどして疲れをほぐし、心身ともに鍛えています」

遊泳場は笑い声で一杯です。好奇心に駆られて先ず、挑戦するのは高さ18メートルの急流すべり台、そこに乗って水しぶきを上げながら滑り降りるその快感はなんともいえないものです。

何も持たずに、または、機材などを利用してくるくると回りながら矢のように滑り降りる装置は子供たちに一番人気です。遊泳とジャンプ用、子供用のプール、滝浴びの場もリラックスする人々でいっぱいです。

滝浴びの場から流れ落ちる水を浴びながら喜ぶ子供たちや超音波按摩のところで疲れを癒しているお年寄り、かわいいわが子に泳ぎの方法を教える親たちの姿も見ものです。

高さがさまざまのジャンプ台からわれ先にとダイビングする人たちはまたどうでしょう。プールの周りに設けられた砂場で日光浴を楽しむ人たちもいて、まるで海水浴場ではないかと見間違えるほどです。

来客のリュ・ヨンランさんにお邪魔しました。

「ここへ来る度に感じることですが、一旦、水につかれば、帰りたくなく、また、来たい、と言うのがここ遊泳場です。それで家族そろってよく訪ねるのかもしれません。今日もこのように家族ぐるみで来ましたが、疲れがすっかり癒されるようで、とても気持ち良いです」

ビーチバレー、バスケットボール、バレーボールのコートでは若者たちの試合がピークを迎えています。

また一人、チェ・ボクリョルさんにお話を伺ってみましょう。

「滑り台とジャンプ台で勇敢さと大胆さを培い、またこのようにバレーボールやバスケットボールなどをしながら身体を鍛えるのでグットです。今年の夏場は暇さえあれば、ここで過ごすつもりです。いつ誰が訪ねてきても思う存分楽しめるところがここだけではないですね。どこへ行ってみてもこのような憩いの場があるのですから、本当に良い、ということです」

今日もルンラ遊泳場は来客でにぎわっています。