幸せは捧げることです

幸せは捧げることです

人は普通「幸せを営む」と言います。しかし平壌市楽浪区域*1の貞梧第一洞*2に住むキム・ジョンラン*3さんは「幸せは捧げることだ」と言っています。

キム・ジョンランさんは近所の人達からとても親しまれています。それは社会と集団の為に良い事を多くしているからです。

今年も数回に掛けて平壌の和盛地区*4の第3段階の1万世帯の住宅建設現場に多くの物資を持って行って建設者達を励ましてやったり共に汗して働いたりしました。水害地域の被災民も誠心誠意助けています。

何年か前までも家庭に閉じ篭っていたキムさんでした。家庭で妻と母の役だけ果たしたらそれまでだと思っていました。夫の後押しをし、子をよく食べさせ着させる事で満足していたのです。

そのキムさんが5年前、初級中学校に通う息子が朝鮮少年団創立73周年記念行事の代表に選ばれた時考えをし直したとの事です。母として息子の鑑になり、息子に恥ずかしくないように生きなければならないと心に決めました。

その時は両江道*5三池淵市*6の所在地地区を山間部の文化都市に造る工事たけなわの時でした。キムさんは家事を切り盛りながら多くの作業用の手袋を作り、夫と一緒に他の支援物資も用意して建設現場に送りました。

その次の年には被害復旧現場に、また次の年には松花*7・和盛*8・林興*9と次から次へと行なわれるニュータウンの建設現場と農村住宅建設現場へと足を伸ばし、昨年には『女性同盟号のロケット砲』の寄贈にも真心を尽くしました。

その日々に家庭と社会に対し担った本分を段々はっきり知るようになり人々に親しまれる女性になりました。社会と集団の為に献身し生活に困っている人を助けている母に見習って息子もその道を歩み始めました。

昨年大学に入学した息子は学業に励む一方、夜になると青年達が受け持った前衛通り*10の建設現場で汗水垂らして働きました。その息子が雑誌に紹介された時キムさんは誇らしげに言いました。「国の恩恵ばかり受けるのではなく国に足しになる事をする人、それによって社会と集団から尊敬される人が本当に幸せな人だ」とキムさんは言います。

「会う人誰もが愛国者だと言って推し立ててくれますが、それが私の家庭の幸せではないでしょうか。息子共々私の家庭が愛国に生きる家庭になりたいと思っております」

• 2023.12.22 「職業同盟」、「農業勤労者同盟」、「女性同盟」の名をつけたロケット砲の贈呈式が行われました