山林を育てる誇り

山林を育てる誇り

朝鮮には青い森を育てることに一生をささげる人が多くいます。その中にはファンヘ北道*1ポンサン郡*2山林経営所のオボン里*3担当のチーフ山林監守パク・キョンナムさん一家もいます。

パク・キョンナムさんは9人兄弟の総領です。功労山林係りの称号を受けた父のパク・スンファンさんの後を継いで、故郷の森を生い茂らせる一念に燃えて、進んで山林監守になりました。

パクさんは父の意思通り、弟たちと力を合わせて山林造成に取り掛かりました。代を継いで山林を守り、育てるべきだとの父の頼み通り、弟たちとともにオボン里の山々を隈なく登り、木を植える空き地を探し出しました。それに基づいて先々を見通して計画を綿密に立て、兄弟が知恵と情熱を集め合って山林造成と保護管理を計画通りに推し進めました。

初春は誰よりも先に良質の肥やしを背負って林間苗木畑に出かけ、夏は猛暑の中、苗木畑の草取りをしました。昼は山林造成で多忙な時間を送り、夜は兄弟が揃って山林知識を探究しました。パクさんは弟たちだけでなく、その家族もみな山林を育てるという誇りを胸に、苗木の肥培管理と植樹に清らかな心を尽くすよう導きました。

けれど、オボン里はやせ地で石だらけなので山林造成は容易ならぬことでした。雑草をなくし、石を掘り返して木を植える穴を深く掘り、腐植土も他より多量施さなければなりませんでした。真心尽くして木を植えても根が張れず、枯れてしまうことも多々ありました。

すると、自分たちの真心が足りないようで、わが身が一本の苗木を育てる滋養分になっても必ず故郷の青い森をつくる一念に燃え、なおさら仕事に頑張りました。熱い真心が報いられ、岩場の隙間にも木々が根を張りました。今、兄弟の献身ぶりによって、カラマツと五葉松など良種の木々が生い茂り、オボン里の山々は日を追って青くなっています。

功労山林係りの称号を受けたチーフ山林監守パク・キョンナムさんはこう語ります。

「みなが私の家族のことを『山林家庭』と呼んでいますが、そのたびに山林部門に勤める誇りで胸がいっぱいになります。社会主義愛国功労者に押し立ててくれたありがたいこの国に報いるため、山林造成を先を見通してもっときちんとやって行くつもりです。私だけでなく弟たちも山林造成に清らかな心を尽くすようにしようと思います」

（今日の朝鮮）