実力で国を輝かせた生徒たち

実力で国を輝かせた生徒たち

この7月、タイで第56回国際数学オリンピックが行われました。今回のオリンピックでは100あまりの国と地域の570人あまりが競いました。

朝鮮の生徒たちは最大の集中力と思考力を要する難度のある問題を円満に解いて金メダル3個と銀メダル3個を獲得する成果を収めました。ピョンヤン第1中学校に通っているリ・ミョンヒョク、チョン・グムソン、リ・イルミョン、カン・ソンヒョク、チェ・ソンヨン、リ・ジョンヨルさんがそれです。

生徒たちが収めた成果は、決して、一日や二日の努力によるものではありません。整然とした英才教育システムの中で数学の才能を伸ばしてきた生徒たちは第56回国際数学オリンピックを控えて実力を一段階高めるための学習熱風を起こしました。

金メダルを獲得して国の名誉を輝かせるという覚悟で、生徒たちは夜を明かして勉強に励みました。その日々に、問題が解けないので手を焼いたことも多くありました。そのたびに先生たちは生徒たちが自力で問題の新たな解き方を探すよう知恵と力を与えました。

寸秒を惜しんで数学の世界を掘り下げるその情熱は冷めることがなく、実力はめきめきと上がりました。このような生徒たちなので、その国の教育水準と科学技術の発展の展望を見せる国際数学オリンピックで立派な成果を収めることが出来ました。

特にリ・ミョンヒョクさんは国際数学オリンピックに始めて参加しましたが、難題を巧みに解いて高い点数と評価を受け、金メダルを獲得しました。

オリンピック参加の準備をしていた日々も、オリンピックに参加した日々も生徒たちの胸は、才能を伸ばしてくれたありがたいこの国に対する感謝の念、そして世界的な知力競争の舞台で必ず優勝して国の恩に報いる思いでいっぱいでした。

現在、生徒たちは、来年に行われる国際数学オリンピックでも金メダルを獲得すると言う強い自信をもって高い知識を身につけるため励んでいます。

リ・ミョンヒョクさんのお話です。

「成果におごることなく実力をさらに高めるために励むつもりです。来年に行われる第57回国際数学オリンピックでも必ず優勝して私を生み育ててくれた母なる祖国に喜んでいただこうと思っています」