女性科学者が捧げた花束

女性科学者が捧げた花束

この4月、ピョンヤンでは敬愛する最高指導者金正恩元帥の臨席の下、リョミョン通り*1の竣工式が盛大に行われました。

有意義なこの日、新居入りすることになった金日成総合大学の教職員と研究者を代表して金正恩元帥に花束を捧げた女性科学者がいました。金日成総合大学電子図書館の研究者コ・ソンヨンさんで、今年34歳です。

コさんが捧げた花束は金正恩元帥への心からの感謝と敬意の表れでした。20代にすでに博士号の論文を発表し、30代初頭に価値ある研究の成果を出したコさんの人生は偉大な金日成主席と金正日総書記、金正恩元帥の恩愛のなかで幸せな生活を営んできた日々でした。

一般の事務員の家庭に生まれたコさんは子供の頃から利口で周りの人たちから可愛がられました。何事につけ、注意深く観察し、自分なりに研究するコさんの性格から将来性を見通した幼稚園と学校の先生たちはコさんの実力が上がるよう指導しました。

金日成総合大学の教育者たちも例外でなく、教え子のコさんの成功に惜しみなく協力しました。金正日総書記は張り合いある学生時代にコさんが書いた決意のこもる手紙を受け取り、直筆の返書を送ってコさんを励ましました。

そして大学を卒業した後は博士課程の研究院生としてもっと勉強に励むよう配慮しました。その信頼を胸に、コさんは女性の身でありながら科学探究の道に入りました。

ペクトゥ山とイチョン、セポなど国のいたるところにコさんの足跡が印されました。コさんは国が望み、人民が求めることを解決するため、才能と情熱の限りを尽くしました。その日々にいつもコさんを力づけたのは金正恩元帥の現地指導のニュースでした。

ひたすら人民の幸せと国の繁栄のため全てを捧げている元帥の姿はコさんに科学者はどうあるべきかを強く悟らせました。コさんは元帥の現地指導の路程に心を馳せ、元帥が関心を寄せる問題を解決するため探究と思索を重ねました。

その結果、「抗酸化酵素模擬化合物の合成といくつかの特性についての研究」という論文を完成しました。コさんは勤労者を高い知識を身に付けた人材に育てるのに役立つ価値ある研究論文も発表しました。

コさんに博士号が授けられ、勲章が授けられた時、コさんは自分を今に至らしたのは金正恩元帥だと感激に満ちて言いました。コさんが感謝してやまない元帥はまた、コさんをはじめ、金日成総合大学の教員と研究者たちにニュータウンの住宅を与えました。

コさんはこう話します。

「忘れられないその日、私はリョミョン通りの竣工式に臨席した元帥に金日成総合大学の教員と研究者みなに立派な住宅を与えた大きな恩情を片時も忘れずに高い科学教育の成果で報いることを決意しました。私はその日の誓いを一生胸に秘め、さらなる研究の成果を出すことで、元帥の深い配慮に報いるつもりです」

今もコさんは人民生活向上に寄与する科学研究に情熱の限りを捧げています。

立派な実を結ぶはずのコさんの研究の成果はそのまま偉大な恩人である金正恩元帥に捧げる衷情の贈り物となるでしょう。