天然記念物―チャント松林

天然記念物　チャント松林

チャント松林は共和国の東海岸にあるクムガン山*1にあります。クムガン山は滝と滝つぼ、奇岩怪石などで谷ごと絶勝をなしている世界的な名山です。

多様な自然美とユニークな風景を誇るクムガン山は外クムガン、内クムガン、海クムガンの3つのエリアに分けられています。チャント松林は外クムガンに位置しています。

チャント、という名は昔、うっそうとした松林の中に槍を始め兵器を保管したところがあったことから由来しています。つまり、チャントのチャンは朝鮮語でやりの意味、トはところ、場所の意味です。チャント松林は面積が0.18平方キロメートルです。

松林にはさまざまな高さと樹齢を持つ木々が互い違いに育っています。高木の場合、普通16ないし18メートル、根元の周りは60ないし80センチです。針形の葉は3本束生で雄花と雌花が同じ株についています。松かさは楕円形です。

松林には樹齢がほとんど200年の高木が8230本もあります。ここの松は生活力が強く、またきれいで、形も良いので風致作りに一役買っています。

クムガン山の景色に彩を添えているチャント松林は天然記念物に指定されています。