増えた67個の客席

増えた67個の客席

幹部のために人民がいるのでなく、人民のために幹部がいるというのは敬愛する最高指導者金正恩委員長の意志です。

チュチェ102（2013）年11月のある日、当時のリャンガン道*1サムジヨン郡*2の各部門を現地指導していた金正恩委員長はサムジヨン文化会館を訪れました。会館をどう運営しているかつぶさに見聞きした金正恩委員長は、会場の真ん中の通り道の半分ほどまで来て、客席に腰を下ろしました。そして、会場を見回してから、真ん中の通り道をどうしてこんなに広く作ったのか、ここでは卓球もできるだろうと微笑みながら言いました。

周りの人たちはどう答えたらいいか分からず一瞬ためらいました。会場の広い通り道は公演を見るとき、机と椅子を置いて幹部たちを座らせるために設けた空間だったのです。多くの人が出入りしたものの、誰も気にしなかった空間でしたが、金正恩委員長は単なる空間に思わなかったのでした。人民の忠僕になってしかるべき幹部たちの心の中に出来た大きな空間だと思ったのでした。

自責の念に駆られているその人たちを見回し、金正恩委員長は真ん中の通り道に椅子を2、3列もっと置くべきだと言いました。そして、幹部たちは人民が文化生活を思う存分享受できるよう立派な条件を整えてあげるため懸命に努力すべきだと言いました。

こうして会場には67個の客席が増えました。

（今日の朝鮮）