博士一家

博士一家

ピョンアン北道チョンジュ市に博士一家があります。親子4人ともども博士であるこの一家はみなに尊敬されています。

父のホン・ワンテさんは、労働英雄と人民科学者称号の受賞者、アカデミー会員候補、教授、博士です。これまで効能の高い各種家禽病の予防薬を開発し、国宝級に値する数多くの本を著しました。その他、数十人の博士と修士を育てました。ホンさんは、科学で国を支える科学者一家に作ることを決心して、3人の息子をその道に立たせました。

農業委員会が管轄する家禽研究院のチョンジュ養鶏研究所の所長を勤める長男のホン・ソンシクさんです。ホン・ソンシクさんは、世界的な獣医学者として甲斐ある人生を送ってきた父の後を継いで、獣医畜産専門家になりました。鶏の現代種の育種と研究で既存の理論を受け継がずに新しい方式で10数年間、育種試験を重ねて、優良種の産卵鶏であるチョンジュ鶏の原種の育種に成功しました。

研究所のリ・ソンス研究室主任のお話を聞いてみましょう。

「ホン所長はこれに満足せず、引き続き原種から分離したチョンジュ鶏を、純血システムが確立された産卵鶏に育種しました」

世界的な産卵鶏をしのぐチョンジュ鶏を育種するのが、ホン・ソンシクさんの研究目標です。

農業委員会が管轄するチョンジュ家禽生物薬品研究所所長のホン・ヨンシクさんは次男です。ホン・ヨンシクさんは、家禽分野に切実に必要な各種ウイルス予防薬を開発しただけでなく、電気を全く使わずにウイルス予防薬を生産する技術も編み出して、学界で頭角を現しました。

同じ研究所の研究室主任を務める末っ子のホン・テシクさんも鳥インフルエンザ予防薬の開発など、数十件の価値ある研究の成果を出して、獣医学分野の実力者に認められています。

代を継いで獣医畜産部門の科学研究に知恵と情熱の限りを尽くしているホン・ワンテさんとその息子たちです。

今もホンさん一家は、国の家禽業の発展にはっきりした足跡を印しています。

（今日の朝鮮）