初の国際競技から優勝を

初の国際競技から優勝を

この4月、タイで行われた2017年世界ジュニア重量挙げ選手権大会女子48キロ級で朝鮮のハン・ジョンシム選手が総合第一位になりました。新進選手の競技の成果は専門家やファンを驚かせました。

ハン選手は、ある地方都市の農場員の家庭に生まれました。11歳の時、2月8日ビナロン連合企業所スポーツ団の重量挙げ選手にスカウトされました。重量挙げを習い始めて2年目に、ハン選手は選手団の女子選手たちがピョンヤンで開かれた2013年ユース・シニア級アジアカップ及びクラブ重量挙げ選手権大会に参加して金メダル一個、銀メダル２個を獲得したということを聞きました。

ハン選手は、一日も早く国内チャンピオンを圧倒し、世界に挑戦しようとの野心を持ってトレーニングに拍車をかけました。その日からハン選手は昼夜分かたずトレーニングに励みました。その日の計画を達成した後も、夜は宿舎でなく、訓練場に赴きました。

努力の甲斐あって、ハン選手は数年の間に高い技を身につけ、国内で頭角を現し始めました。そして、今回の選手権大会に参加することができました。自信満々で女子重量挙げの48キロ級に出場したハン選手はスナッチとジャークで好成績を記録しました。

特にジュニア級チャンピオン確定の決め手となる3回目の試技で新記録の102キロを申し込みました。必ず成功しなければという義務感がハン選手の身を重く抑えつけるようでした。ハン選手はトレーニングの時、くたびれるたびに監督が聞かせてくれた話や国旗を揚げる立派な選手になって欲しいという両親の頼みを胸に刻んでついに競技を見事に飾りました。

専門家とファンの予想をひっくり返したハン選手の競技の成果は大きな反響を呼び起こしました。アジア重量挙げ連盟の人は朝鮮は以前もそうだが、今もアジアと世界の重量挙げの中枢の役割を果たしているとし、国際重量挙げ連盟委員長はハン選手を抱擁して今後ともより大きな成果を収めることを望むと言いました。

ハン・ジョンシム選手の目標はジャークで世界チャンピオンになることです。