住民の健康を守って

住民の健康を守って

今年3月のある日のことです。ピョンヤンのマンギョンデ区域人民病院に1人の女性が運ばれてきました。

医師のチョ・ヨンスンさんのお話です。

「患者は意識不明の状態で病院に運ばれてきました。血圧と脈拍がゼロも同じでした」

意識がないので女性の名前や住所も分からないまま病院の人たちは短時間に病気を診断し、すぐ手術を行ってなんとか危険な峠を越すことができました。深夜、意識を取り戻した患者はベッドの傍らで夜を明かしている医師や看護士を見かけました。

患者はスンアン区域*1に住むキム・ソンヒという女性でした。キムさんは、マンギョンデ区域*2に向かう途中、バスの中で意識を失い、危篤の状態に陥っていました。

手術後、患者の栄養管理のため医師のみなが持ってきた栄養剤やご馳走には真心が込められていました。キムさんのことを聞いて一足遅く病院に着いた身寄りの人たちは病院の人たちの真心に感心するばかりでした。

これは、キムさんの家族や親戚だけに限るものではありません。老病と思って治療を途中でやめた自分を真心を尽くして治療した担当医に実の娘の情を感じたというチュクチョン2洞*3の年寄りや急性虫垂炎の手術後、出張にいる父母に代わって暖かく顧みた看護士を姉さんと呼び慕うカルリムギル1洞*4の少年などなど。

住民の誰もがありがたく思うマンギョンデ区域人民病院の人たち。共和国の何処でもこのような医療従事者が住民の健康を守っています。

このような医療従事者がいて、朝鮮人民は社会主義の保健医療に恵まれているのです。

（今日の朝鮮）