人民政権の建設と発展のために

人民政権の建設と発展のために

朝鮮の軍人と人民は以民為天、人民を天のごとくみなすのを生涯の座右の銘とし、人民政権を固めるために労苦の限りを尽くした偉大な金日成主席を心から偲んでいます。

金日成主席は早くから、チュチェ思想に基づいて独創的な人民政権建設の路線を示し、朝鮮人民が自分の意思に即して政権を建てるよう正しく導きました。主席は抗日武装闘争の時、古典や他国の経験に頼らず、朝鮮革命と朝鮮人民の要求が盛り込まれた政権の形態を決めました。

主席はわれわれが建てる政権の形態は各階層の人民の利益を擁護し、人民に支持され、歓迎されるのか、現段階において朝鮮革命の性格が何かということを基準にして決めなければならないと言いました。これは、史上初めて、反帝反封建民主主義革命の段階で政権問題解決の最も正しい道を示した貴い指針でした。

抗日武装闘争のとき、主席は、人民革命政府は王様が統制する政権ではなく、人民が政権の主人となって人民自身が管理、運営する政権である、この政府は地主や資本家、ある個人の利益のための政権ではなく、人民の権利と自由を守り、国の独立と人民の幸福のために闘う人民の政権だと言いました。そして、この政権は農民に土地を与え、女性に男性と同じ権利を与え、誰もが学び、働き、誰もが豊かに暮らすようにする政権だと言いました。

政権建設の歴史的過程からしても、またその方式からしても朝鮮のように武装闘争を繰り広げながらこれから解放なった国に建てる政権のモデルを創造し、それを歴史的ルーツとして政権問題を解決した国はありませんでした。

金日成主席はチュチェ34（1945）年8月20日、不朽の著作「解放された祖国での党、国家及び武力建設について」を発表し、ついで「進歩的民主主義について」、「新しい朝鮮の建設と民族統一戦線について」などを発表して、新しい朝鮮の行く手と最も正しい建国の路線を示しました。

民主主義人民共和国の建設を朝鮮での政権問題解決の基本的方向、目標として示した主席はそのために先ず、日帝の植民地統治機関を徹底的に清算した上で、人民自身が各地方人民委員会を設立するようにしました。そして、人民大衆を党の建国の路線で武装させることに優先的な力を入れるようにしました。

主席が人民大衆の力に頼って地方政権機関をしっかり整え、中央政権機関を建てる土台を固めたのは前人未到の政権建設の新しい道でした。土地改革と重要産業の国有化など、反帝反封建民主主義革命の課題を成功裏に遂行し、滞りなく人民みなが参加する民主主義選挙を通じて、北朝鮮臨時人民委員会を法的に一層固められた北朝鮮人民委員会に発展させた主席は、朝鮮民主主義人民共和国を創建して朝鮮での政権問題を最も立派に解決しました。

歴史のその日から朝鮮の人民政権は主席の正しい導きの下、２段階の社会革命を成功裏に終え、人民大衆中心の朝鮮式社会主義を打ちたてて民族の尊厳と栄誉を世界に誇り示すことができました。

正に、朝鮮の人民政権は、金日成主席が一生を通して国と人民のために尽くしてなした労苦と心血の貴い結晶であり、朝鮮民族の尽きない繁栄を裏付ける遺産と言えます。

（偉人伝）