人民愛はサンプルにも

人民愛はサンプルにも

一生涯、人民のために全てを尽くした偉大な金正日総書記の胸の中には、いつも人民への思いが大切にしまわれていました。

折に触れて、私たちが革命を行なう目的は、人民を一番幸せにすることだ、と念を押した総書記でした。総書記の気高い人民愛についての感動深い話は、テレビの台にも秘められています。

ある年、総書記が、ある所で用意した生活必需品のサンプルを見た時のことです。色とりどりの製品を詳しく見て、教えていた総書記は、テレビの台の前に立ちました。同行した人が、テレビの台を他の物も入れるよう、ちょっと高くしました、と自慢げに話しました。

テレビの台に見入っていた総書記は、その人に、椅子を持って来るようにと言いました。そして、椅子に座って、姿勢を高くしたり低くしたりして、テレビの台の高さを見計らいました。椅子を前に引いて座って、またテレビの台に視線を向けていた総書記は、周りの人たちに、ちょっと高すぎるのではないか、と聞きました。その人たちは、すぐ答えられませんでした。

優しい眼差しを送っていた総書記は、このように椅子に座って見ても、高すぎるのに、オンドル部屋に座って見る時は、首を高くして見なければならない、朝鮮人はオンドル部屋に慣れているので、このような形のテレビの台はちょっと不便だろう、と優しく言いました。

誰も考えられなかった些細なことにまで注意を向ける総書記でした。周りの人たちは、それがたとえ小さい物であっても、人民の便宜を先に思う総書記の人民愛に頭を下げました。

人民を一番幸せにするために腐心した金正日総書記の優しい姿は今も、人民の胸の中に深く刻まれています。