人民のためなら（柳京院）

人民のためなら

ピョンヤンの都心を流れるテドン川の辺にあるヘルスセンター、リュギョン院*1です。

リュギョン院は、敬愛する最高指導者金正恩委員長がチュチェ101（2012）年の1年だけでも3度も訪れたところです。訪れる度に金正恩委員長は、人民のためのことでは満足などありえないとし、人民が利用するリュギョン院を最高のレベルでつくるべきだと念を押しました。

3度目に訪れた日は、竣工を間近に控える11月3日でした。川岸の風致とマッチする爽やかな波形屋根のリュギョン院の各所をみた金正恩委員長はとても満足し、もっと立派につくるようこまごまと教えました。

休憩ホールのベンチにも座って見、床に目を配って高級木材でもっと立派に仕上げるようにと言い、大衆浴場では浴槽の水に直接手を浸して温度の加減をみたばかりか、サウナでは温度保障をよくするようにと念を押しました。

リュギョン院の管理職のリ・ヨンヒさんのお話です。

「その日、金正恩委員長は開業すれば多くの人が訪ねて来るだろうが、冬の運営に支障はないのか、夏より冬に人民にもっと好評されるだろうと言いました。そして、発つ前は、サービスと運営をきちんと行い、今年の冬に人民がリュギョン院のお陰を充分こうむるようにと頼みました。ここを訪ねる人民の姿を描き見るのか、金正恩委員長は長いことリュギョン院を眺めていました」

この日、金正恩委員長は人民のためのことでは満足などありえないとし、発つ時までリュギョン院を非のうち所がないようつくるようにと再度念を押しました。

（今日の朝鮮）