人民とともに

人民とともに、これは朝鮮のどの家、どの職場へ行ってみても目に付く本の名前でもあります。偉大な金日成主席への思い出を綴ったこの本は、チュチェ51（1962）年3月に第1巻が出版された時からチュチェ109（2020）年3月までの間に全109巻が発行されました。

筆者は労働者、農民、知識人、家庭主婦など一般の人たちです。その人たちが金日成主席に会ったときの忘れられない話がおよそ2千篇の回想実記の形で本に収められています。人民のいるところなら、工場、農場、漁村と林産村などどこでも訪ねた主席でした。人民の中に入って、人民と共に過ごし、その人民と話を交わすこと、これは主席の喜び、幸せそのものでした。

主席の回顧録「世紀とともに」にこんなくだりがあります。

「『・・・特に嬉しく幸せなときがあるとすれば、それは人民とともにいるときであり、その人民の中から全国のモデルになる立派な人間を見出し、彼らと時局を論じ、生活を論じ、未来を論じるときである。それに、われわれが国のつぼみと呼んでいる子供たちと一緒にいるときである』これは私の一生を貫いている幸福観だと言える」

（フィーチャー）