人材育成で大きなステップを踏み出した2021年

チュチェ110（2021）年は未来を担ってたつ新しい世代を国の大黒柱に育てる教育で素晴らしい成果が達成された年でした。多くの学校をモデル学校につくる過程に教育条件と環境が改善され、教授のIT化の実現の揺るぎない土台が築かれました。

ピョンヤン市*1がモデル学校の建設と教育に対する支援で全国の先頭に立ちました。市ではIT化の設備と多くの資材、資金、教具・備品を学校に送りました。そして市内の19校をモデルにつくりました。

ピョンアン北道*2では80数校を短期間にモデル学校に増改築し、ピョンアン南道*3とハムギョン南道*4など他の地域では近代的な教育手段と設備、実験器具と試薬を教育部門に送るため励みました。

教育に対する国家の関心と支援が高まる中、全国的に多くの多機能化した教室がつくられ、教授のIT化のレベルがまた一段階上がりました。教育の直接的な担当者である教師の間で、新しい教授方法が多く編み出されています。

教育委員会のシン・ミョンチョル副局長のお話です。

「国中のすべての教育部門で学校の特性に合わせて、また生徒、学生の年齢と心理、認識程度に合わせて教育内容をわかりやすく、面白く、そして原理的に教えるための教授方法が多く編み出されました。世界の教育のトレンドと教育学に準じて、バーチャルと増強技術を取り入れたモデルとなる授業も多く行われました」

金日成総合大学*5とキムチェク工業総合大学*6など複数の大学で、教師たちが現実で求められる科学技術上の難問を独自に解決し、いかなる形の教授もたくみにこなせる高い資質を身につけるため頑張りました。その過程に数千人の学位・学職の所持者が輩出しました。

ここで主流を占めたのは20代、30代の教師たちでした。教師たちの地道な探究と努力により、多くの科目が新しく切り開かれ、数十種の教科書、参考書が出て、教育の進歩に役立ちました。

初等及び中等教育部門でも生徒の年齢と心理、知的能力に合わせた実益がある優れた教授方法が積極的に取り入れられました。全国的な学科コンテストで評価の高い学校などの経験が一般化され、新しく開発された「自力」バージョン1.0、「適応」バージョン1.0、「博識」バージョン1.0など、学習支援プログラムが生徒たちの学習に大いに活用されました。

最新教育技術とオーディオ認識技術を取り入れた教授方法、コンテンツを活用した教授方法、学力評価の方法など、実益がある教授方法の導入で、生徒、学生の思考能力と創造能力、活用能力を高めました。

全国的な専攻基礎及び専攻科目の学科コンテスト、キムチェク工業総合大学のプログラム作成チャレンジ「パイオニア・2021」を始め学科コンテストは生徒、学生の学力を一段階引き上げ、かつてない学習熱風、競争熱風を巻き起こしました。学習と科学探究に盛んに取り組む中、優等生が増え、1000人以上の大学生科学探究賞の受賞者も輩出しました。

このようにチュチェ110（2021）年は人材育成で大きなステップを踏み出した有意義な年でした。

（今日の朝鮮）