主席の軍服

主席の軍服

抗日の女性英雄金正淑女史は偉大な金日成主席に衷情を尽くしました。朝鮮で初めて正規武力が誕生した歴史の日、金日成主席が着た軍服にも主席に尽くした女史の衷情がそのまま秘められています。

朝鮮革命博物館の学芸員リ・チュンソンさんのお話です。

「正規の革命武力になった朝鮮人民軍の初の軍服が制定された時のことです。ある日、抗日の女性英雄金正淑女史は金日成主席に、とあるアパレル工場で将軍の軍服を仕立ててあげたいといっていることについて話し、人民軍創建の閲兵式で着る将軍の軍服を仕立てて欲しいという意向を述べました。そしてこれは人民みなの一致した願いなので必ず将軍が新しい軍服を着てほしいと重ねて申し上げました」

ところが主席は数回に渡る女史の申し出を受け入れませんでした。これを知った抗日の女性闘士たちは主席が抗日武装闘争の時も常に隊員たちと同じく一般の軍服を着ていたことが思い起こされました。

革命の司令部が中国東北地方の小汪清の馬村と言うところに位置していたときのことです。縫製担当の女子隊員たちは主席に新しい軍服を仕立ててあげることにしました。

ある日、そこを訪れた主席がこのことを知りました。主席は私は隊員と同じ軍服を着る、隊員みなが新調の軍服を着るとき私もその軍服を着ると言い、軍服の仕立てを引き止めました。女子隊員たちはその時のことが心残りで、解放された国で、しかも正規の革命武力が誕生する歴史の日にまで主席に質素な軍服を着させることができませんでした。

抗日革命家と国中の人民の一致した願いを推し量り、金正淑女史はある日、アパレル工場に金日成主席が着る軍服と外套を作る課題を与えました。工場の労働者たちは女史の信頼を胸に、主席の軍服を立派に作るために真心を尽くしました。女史は仕立てあげた軍服を見て工場で金日成将軍の軍服と外套を本当に立派に作ったといい、とても喜びました。

このように抗日の女性英雄金正淑女史の高潔な衷情と熱い真心が秘められている軍服を着た金日成主席は祖国解放戦争での勝利のために絶えず前線の道を歩みました。