世界の戦争史に特記すべき奇跡

姜成姫(カン・ソンヒ、カン・ソニ);1950年から1953年までの朝鮮戦争は小銃と原子爆弾との対決でした。朝鮮人民が戦争に勝つ等誰も考えられない事でした。しかし朝鮮人民は偉大な金日成主席の導きの下に比類の無い犠牲精神と集団的英雄主義を発揮して輝かしい勝利を収めました。

祖国解放戦争での勝利は金日成主席の卓越した軍事思想と戦法、非凡な用兵術によるものでした。その中には世界の戦争史に嘗て無い全く新しく独創的な軍事戦略で戦争開始72時間でソウルを解放した戦闘もあります。ソウル解放作戦は緒戦の不利な戦況を短期間に逆転させて戦争の主導権を握った現代戦争の輝かしいモデルとして記録されています。

古今東西の戦争史は幾ら強大な軍隊と大きな経済的・軍事的潜在力を持っている国といっても敵軍の全面的な不意の侵攻を受ける場合、一定の期間厳しい試練を経て力を蓄えてから初めて反撃に転じるというのが常例でした。

しかし金日成主席は敵軍の侵略企図と武力配置の弱点を見破り、直ちに決定的な反撃に移行する事についての世界の戦争史に嘗て無い作戦を練りました。 そして前線の主な打撃方向を敵軍の基本集団が密集している前線西部に決めました。

これは縦深が浅く前線の近くに集中配置されている敵軍の主力をソウル一帯で包囲掃滅する事によって敵軍を急速に弱化させ、新しい兵力が前線に投入される前に速やかに戦略的深部へと反撃の成果を拡大する事を意図した独創的な戦略戦術でした。

主席の卓越した軍事的知略によって開戦3日目の6月28日に行なわれたソウル解放作戦はこの日の11時30分、朝鮮人民軍の完全な勝利に終わりました。朝鮮を注視していた世界の多くのマスコミは朝鮮人民軍の奇跡的な勝利について、「日帝の百万の大軍を手玉に取った金日成将軍がアメリカ帝国主義者のツラを強く張り飛ばした」「将軍の知略は神妙な事この上無い」と先を争って伝えました。

世界を驚かせたこの戦果は卓越した軍事戦略家の輝かしい叡智によるもので、それはソウル解放作戦に限るものではありませんでした。3年間に亘る戦争の一日一日、一刻一刻はこのような奇跡と偉勲の連続でした。

このように朝鮮人民は祖国解放戦争でアメリカ帝国主義者に打ち勝って世界最強を自称するアメリカの鼻柱をへし折り、その強大さの神話を尽く打ち破って下り坂の端緒を開きました。

今もアメリカは朝鮮との対決で悪夢のような敗北を繰り返しています。

チュチェ104年(2015)7月25日、敬愛する金正恩総書記は「1950年代から今に至るまで我々に痛打を浴びせられて惨敗を喫するのがアメリカ帝国主義者の恥ずべき伝統であるなら、肥大化した力を頼んで無謀に振舞うアメリカにその都度痛打を与えるのは英雄の朝鮮の誇るべき伝統だ」と言いました。

朝鮮は今、人民への崇高な使命感と責任感を持って超人的な献身の道を歩み続ける金正恩総書記が居るので、自衛の底知れない抑止力を完璧に備えた軍事強国として威容を馳せています。

アメリカが歴史の教訓を忘れて再び襲い掛かるなら、朝鮮人民は帝国主義の元凶であるアメリカを地球上で永遠に一掃するでしょう。

(政治―その他)(フィーチャー 勝利の7月27日)

2024.07.10 サイト音声の聞き書き、2024.07.23 再掲載
朝鮮戦争 -- Wikipedia
 

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Last-modified: 2024-07-11 (木) 20:24:59