リョンムン鍾乳洞

龍門鍾乳洞

リョンムン鍾乳洞は朝鮮でも指折りの石灰岩質の洞窟です。ピョンアン北道*1クジャン郡*2の龍門山の麓に位置しています。長い歳月、地中の石灰岩層での地下水の溶解作用によって出来た、萬の景色を見せる世界的にも珍しい天然の洞窟です。

2つの主洞、つまり大きな基本となる2つの洞窟と、そこから枝分かれした多くの小さな洞窟から成っているこの鍾乳洞には、美しい景色を誇る20数箇所の名所があります。うっとりさせられる地下の滝もあれば奇妙な岩もあるこの名所。自然が織り成す業とはいえ、このファンタジックな傑作の滝、サムソン岩の滝（サムソン岩は朝鮮の名山・金剛山にある絶妙な岩です）、そして蛙の岩、象の岩等々、その名に相応しい名前がついていて、来客の興味をそそっています。

洞窟の天井と底、壁に出来た鍾乳石、石筍、石の花は実に不思議の極みです。イルカ、セミ、イカのような形の鍾乳石があるかと思えば、トウモロコシ、粟、モロコシの実のようなもの、まるで巨人の手、豚の足と耳のようなもの、特大の宝石のシャンデリアを思わせる鍾乳石もあります。

また、お米の叺（かます）を一杯積み上げたように見えるプンニョン塔（ここでプンニョンとは豊年の意味です）、プンニョン塔と呼ばれる石筍とネズの木のような石筍もあります。天井から滴り落ちた水滴中の炭酸カルシウムが沈殿、堆積して出来たこのプンニョン塔は今も上のほうに向かって生長していますが、現在回りは12.5メートルほど、高さは4.5メートルほどです。

本当に見上げても見下ろしても、また見回しても、ため息の連発、得も言われぬ絶景です。まるで百花繚乱の花園の中に入ったようで、花の絨毯を敷いたようです。かといえば、夜空の銀河、祝福の花火が打ち上げられているようです。

鍾乳洞で異彩を放つのは30メートルの高さのサムソン岩の滝。滝は3面が岸壁に囲まれた中、その岸壁にぶつかる事もなく真っ直ぐに流れ落ちます。滝の下には深さ3メートルの滝壺があります。

リョンムン鍾乳洞の各エリアにはユニークな照明が施されていて、絶妙な美しさ、自然美を際立たせています。

リョンムン鍾乳洞は来客を喜ばせる、笑い一杯の地下の名勝です。

（観光）

---

宇宙に存在するもの全てがここに集まったのか、ありとあらゆる姿をそのまま見せるリョンムン鐘乳洞にご案内しましょう。朝鮮の名山ミョヒャン山*3と一つの地脈を成しているリョンムン山の麓にあります。朝鮮の石灰岩の洞窟の中で、その規模がとても大きいものです。

200メートル以上もある入り口の廊下には、ここの見所を収めた50数点の写真があります。二つの主洞､つまり､大きな基本となる洞窟と､そこから枝分かれした小さな洞窟からなっていますが、目を見張るような不思議な景観はそれこそ、地下の宮殿を思わせます。それが地下数十メートル、総延長数キロに広がっています。

鍾乳洞には20数ヶ所の見所があります。リョンムン鐘乳洞の雄大さを見せる見晴台を過ぎると、この世のあらゆるものがひとところに集まっているような万物エリアがあります。様々な形の鍾乳石が見られるのでまるで博物館を思わせます。

豊年が訪ねてきたのか、秋の情緒たっぷりの豊年エリア、ここに米俵を高く積み上げたかのような大きな石筍があります。その周囲はなんと10メートル以上、高さは4メートル以上で、今もぐんぐん伸びています。

美しい花々が満開になっているような百花エリア、宝石のシャンデリアを思わせる鍾乳石が当たり一面を覆っている宝石エリアなど、どれもが独特な景観を広げています。

リョンムン鐘乳洞の中で異彩を放つのは、30メートルの高いところから落ちるサムソンアムという滝です。滝は三面が絶壁に囲まれている真ん中を岩にぶつかることなく真っ直ぐに落ちています。その下に深さ3メートルの青い淵があります。

地下に広がっているリョンムン広場は見物コースで最後の見所です。広場の天井と壁は今しがた咲きはじめた石の花で飾られています。

地下の名勝リョンムン鐘乳洞は訪ねる人々に喜びを与え、笑いの花を咲かせています。

リョンムン鍾乳洞にようこそ。誰もが10年は若返ると言っています。

（観光）

---

カン・ソンヒ（カン・ソニ）：朝鮮で指折りの石灰岩洞窟である龍門鍾乳洞です。平壌から北の方へ100数キロメートル離れた平安北道*1球場郡*2にあります。龍門鍾乳洞は名うての彫刻家も顔負けするほどの千差万別の奇妙な岩や鍾乳石から成る天然の洞窟です。龍門鍾乳洞の総延長は数キロメートルに達し、ここに20箇所余りの名所があります。

豊年の塔の高さは4.5メートル、周囲は12.5メートル、この豊年の塔の石筍は1年に0.001ミリメートルずつ伸びますが、龍門鍾乳洞の石筍の中で伸びが一番速いといいます。

石の花の意味のソクファ洞、天井と壁一面白い樹氷の花が咲き乱れているようです。この鍾乳石は約3万年前から形作られたそうです。龍門鍾乳洞の温度は11乃至12度で湿度は80乃至90パーセントですがこうした条件下で洞窟内の水蒸気が炭酸ガスと反応すれば石灰岩の壁に、このように針先模様の石筍が出来るといいます。

この鍾乳石は吊り下がるのではなく真っ直ぐに立っています。黄土色を帯びていますが照明効果であたかも生い茂る唐松林を彷彿させます。

朝鮮地図に似た泉もあります。

色取り取りの石筍の中で興味をそそるのは、この蓮の花模様のシャンデリアです。不思議な事にこのシャンデリアに似た石筍は天井にべったり付いているのではなく片方だけが少し付いていて、重さが1トンもある石筍がどのようにして付いているのか謎めいています。

龍門鍾乳洞の色取り取りの石筍の中には異彩を放つ滝の景観もあります。色々な形のこの鍾乳石は真冬のツララを思わせます。

3面が岩壁に囲まれている中を流れ落ちるサムソンアムの滝です。30メートルの高い所から岩にぶつからず真っ直ぐに流れ落ちます。滝の下に深さ3メートルほどの滝壺があります。

宝石の意味のポソク洞の地下の雨だれです。四季を通して乾かないこの水の味がユニークなばかりか、弱アルカリ性を持っているので健康にも良いとの事です。地元の人達はこの水を汲み上げて飲料水に利用するといいます。

龍門鍾乳洞のガイドさん達は石筍毎に名を付け、エピソードやユーモアで地下の景観を一層浮き彫りにしています。

絶妙でユニークな景観で一杯の龍門鍾乳洞は、朝鮮は地上はもちろん地下もまた絶勝である事を来客に覚えさせています。

（レクリエーション、視聴者と共に―ご案内）

---