ペクトゥの総帥の胆力がもたらした勝利

白頭の総帥の胆力がもたらした勝利

われわれの尊厳に手出しする者は誰であれ、情け容赦なく懲罰する、これは天下第一の名将金正日総書記の胆力と気概です。

社会科学院の研究室主任キム・テシクさんのお話です。

「チュチェ57（1968）年1月、勇敢な朝鮮人民軍海軍が共和国の領海深く侵入したアメリカの武装情報収集艦『プエブロ』を拿捕した時のことです。盗人猛々しくもアメリカは共和国への『報復』を云々しました。世界は不安の中、朝鮮を注視しました」

その時、金正日総書記はアメリカが降伏書を出す前には船と乗組員を絶対釈放しないだろうし、船は共和国の戦利品なので降伏書を出しても返還しないと言いました。

アメリカが「プエブロ」事件を国連安保理に上程した時のことでした。総書記は、国連安保理がスパイ船事件を議論するのは不法なことだ、スパイ船事件は自主権を侵害された共和国と朝鮮人民の自主権を侵害した国との関係問題だ、それだけに共和国の参加なしに議論される国連のいかなる決議も認めることが出来ないという朝鮮の意志を断固、示すようにしました。

結局、国連安保理ではアメリカの「提案」が否決されました。アメリカは共和国との談判場に不承不承出ざるを得ませんでした。厚顔無恥なアメリカは会談で謝罪するどころか、無理主張をしながら船と乗組員を釈放することを要求しました。

このとき、総書記は、もしアメリカが謝罪しない場合、スパイ船の乗組員全員を軍事裁判で処理するという最後通牒を出すようにしました。傲慢にふるまっていたアメリカは朝鮮人民に屈して謝罪文を出しました。

アメリカ合衆国政府は、アメリカの艦船が朝鮮民主主義人民共和国の領海に侵入して共和国に反対する由々しいスパイ行為をしたことに対し、全責任を負って謝罪し、今後二度と、アメリカのいかなる艦船も共和国の領海に侵入しないようにすることを確実に保証するという内容の謝罪文でした。

これは、偉大な金正日総書記の胆力が生んだ偉大な勝利でした。