ピョンヤンの自慢リョンアク山

平壌の自慢龍岳山

リョンアク山*1はピョンヤン市*2マンギョンデ区域*3にあります。標高292メートルです。

奇妙な岩が空高くそびえ、咲き乱れる花々と緑の森、秋の紅葉で、昔からピョンヤンの名勝として知られています。山の形が口を開けて飛び立つ竜を思わせるところから、竜と山岳の岳の字を書いて、リョンアク、竜岳山と呼ばれました。

四方に深い谷があり、山頂は岩肌が多く露見している険しい山です。特に北東の斜面には切り立つ絶壁があります。山の中腹の岩の隙間からは四季を問わず、清い泉が湧いています。

リョンアク山には数百種の植物が育っています。ぐみ、ケヤキ､ウメガサソウのように朝鮮には該当属に1種しかない珍しい植物もあり、天然記念物に指定されて特別保護されているリョンアク山けやき、リョンアク山しなえんじゅ、リョンアク山イチョウもあります。

リョンアク山は山頂まで登山道が整備されていて、ピョンヤン市の美しい景色が一望の下に見渡せます。そしてところどころにサービス施設があり、勤労者がレジャーを楽しんでいます。山のふもとには、設備完備の少年団キャンプ場があります。

この山には、紀元前277年から紀元668年まで存続したコグリョ、高句麗時代に建てられ、その後、建て直されたと認められるポブウン庵*4のような古跡もあります。

今、リョンアク山は、市民の憩いの場となっています。

（観光）