ピョンヤンの名山リョンアク山

ピョンヤンの名山リョンアク山

ピョンヤンの名山のひとつ、リョンアク山*1です。ピョンヤン市*2マンギョンデ区域*3にあるリョンアク山は標高292メートルです。

数十の絶妙な峰峰と谷間からなるリョンアク山は、昔からピョンヤンの美しい全景が一望の下に眺められる名所です。リョンアク山という名も、峰がまるで竜が飛び立つような格好を思わせることから由来しています。四方に深い谷間が伸び、山頂にはあちこちに岩肌があって険しい地勢をなしています。分けても、北東側の斜面には切り立つ崖があります。

リョンアク山に登る人は、奇妙奇天烈な岩と絶壁、秀麗な地勢にため息を連発しています。山の中腹には岩の隙間から四季を通して流れ出る水晶のように清い泉があります。春はよろずの花が咲き乱れ、秋はもみじで山全体が赤く染まるなど、季節ごとユニークな景観をなします。

リョンアク山には数百種の植物が育ち、そのうち、リョンアク山けやきをはじめ、朝鮮で天然記念物に指定されたものもあります。又、歴史遺跡のポプウンという庵*4とリョンゴクという書院があります。風光に恵まれた山のふもとには少年団キャンプ場があります。

山頂まで登山道が延び、勤労者が憩いのひと時を楽しめるよう全ての条件が揃っています。

（観光）