ヒャンド峰

嚮導峰

ヒャンド峰*1は、朝鮮北部のリャンガン道*2サムジヨン郡*3にあるペクトゥ山*4の峰です。

標高2712メートル、ペクトゥ山で3番目に高い壮大な峰です。ほとんど垂直に切り立った崖に、なだらかな稜線が続いています。峰の斜面と頂は、火山溶岩のスラグ型凝灰岩の赤色に映えて、あたかも力強く翻る大きな赤旗を思わせます。

昔から、天の王が降りた所という伝説にちなんで、天王峰、チョンワン峰と呼ばれましたが、偉大な金日成主席が切り開いたチュチェの革命偉業を見事に受け継ぎ、完成していく偉大な金正日総書記の不滅の業績を末永く伝えようとの朝鮮人民みなの思いを込めて、嚮導峰、ヒャンド峰と呼ばれました。ペクトゥ山の主峰、将軍峰、チャングン峰と隣り合わせにさっそうと聳え立つヒャンド峰は、将軍に従う兵士の先頭に立つ旗手のように見えます。

ヒャンド峰の頂には、「革命の聖なる山ペクトゥ山　金正日」という総書記の直筆が刻まれています。朝鮮人民は、ペクトゥ山を革命の聖なる山として永遠に輝かせる気高い意志が込められた総書記のこの直筆をヒャンド峰の斜面に刻みました。総書記の直筆に、ペクトゥ山の息子に生まれ、ペクトゥ山の胆力で自主の旗高く朝鮮を輝かせた総書記の革命的生涯と不滅の業績が思い起こされ、厳かな気持ちになります。

革命の聖なる山、ペクトゥ山に登ると、一番先に目に付くヒャンド峰の直筆は、ペクトゥ山8景の一つに数えられています。