テアンが自慢する科学者

大安が自慢する科学者

ピョンヤンから西の方へさほど遠くないところに共和国屈指の機械製作工場、テアン重機連合企業所*1があります。この工場の誰もが自慢する科学者がいますが、国家科学院の制御機械研究所の研究室主任、博士のユン・ミョンさんです。工場の水力タービン翼マシニングセンターは、ユンさんをはじめ科学者が製作したものです。

ユンさんがこの設備の製作を決心したのは、発電設備現代化の偉大な金正日総書記の教えに接したときでした。すぐ研究所の科学者20人と共に現地に出向きました。研究チームは多量の文献検索をし、現場でカンファレンスを重ねて、先端技術駆使の数値制御装置システムを構築し、オペレーティングシステムと制御プログラムを開発して工作機械のコンピュータ数値制御を高レベルで実現しました。

チュチェ98（2009）年1月、工場を訪れた金正日総書記は、ユンさんをはじめ科学者が開発したこのマシニングセンターを見て、共和国で初めて作ったものだが本当に見事だ、国家科学院の制御機械の研究者がよいことをしたと高く評価しました。そして、ユンさんに感謝の言葉を述べました。

ユンさんが国と人民に尽くす科学者に成長したのも、まさに、金正日総書記の思いやりによるものでした。ユン・ミョンさんが理科大学を卒業し、国家科学院に入った当時は、国がとても苦しい中にあったときでした。そのとき、国家科学院を訪れた金正日総書記は、科学者は国に尽くす真の愛国者になるべきだと教えました。

科学者のユンさんは胸を強く打たれました。それで、倦むことのない研究で国の経済各部門で提起される多くの科学、技術の問題を解決しました。その功労が買われて博士に、研究所の研究室主任になり、国レベルの大会にも参加して総書記と共に記念写真を撮りました。チュチェ103（2014）年1月、国家科学院を訪れた敬愛する金正恩元帥は、サーボ・ドライブを開発して栄える国造りに貢献したユンさんを高く評価しました。

その後、又もや、国家科学院を訪れた元帥は、新築されたウィソン科学者住宅地区を見た後、新居入りする科学者とともに記念写真を撮りました。その中にはユン・ミョンさんもいました。ユン・ミョンさんはこう語ります。

「敬愛する金正恩元帥は、私たち科学者のため豪華住宅や見事なヨンプン科学者休養所を建ててくれました。生涯を尽くし、ベストを尽くしても、この恩に報いることができるか、心配です。私たちは金正恩元帥の教え通り、特に、元帥が新年の辞で科学技術を強盛国家建設の重要部門に押し立てたその信頼に更なる研究の成果で報いる一念に燃えています」