チルボ山の奇岩

チルボ山の奇岩

朝鮮の六大名山の一つであるチルボ山*1は、朝鮮東海岸に聳えています。

昔から山や海の優れた景色によって咸鏡北道の金剛と呼ばれ、その名も珍しい七つの宝に例えて七宝山、チルボ山と付けられました。山は内チルボ、外チルボ、海チルボに大別されますが、チルボ山のユニークな情緒を醸すのは奇岩です。

戦場で軍功を立てて帰った将軍が妻に会う模様の夫婦岩や舞台の上のピアノを思わせるピアノ岩、松茸のような岩等、奇妙奇天烈な岩が人の眼を惹きます。

（字幕）夫婦岩、ピアノ岩、まつたけ岩

虎の岩や猿の岩をはじめ色々な獣の模様の岩は、まるで彫刻家の手が届いたようです。

外チルボの名所であるカンソン門は、その大きさや形に於いてどの名山でも見出せないほど大きく美しい天然の石の門です。

（字幕）カンソン門

海と調和した海チルボの奇岩も、その奇妙さで人々を驚嘆させます。

遠くから見れば、まるで海の水に鼻を浸しているような象の岩です。「海の水がもっと好き」と言わんばかりに、鼻を浸して海の水を腹一杯吸い込んでいるようです。

（字幕）象の岩

海チルボの関門のように立っている月の門*2も景観の一つです。

（字幕）月の門

千姿万態の自然美を誇る奇妙な岩は、名山の風致を一層引き立てています。

（観光）