シャープペンシルにまつわる話

シャープペンシルにまつわる話

ピョンヤンの都心に、シャープペンシル工場があります。工場で生産される色々な形のシャープペンシルは、子供たちに評判です。

この小さな工場にも、子供たちを一番大事にした偉大な金正日総書記の深い思いやりが胸熱く秘められています。数十年前、総書記は、シャープペンシル工場を建てて、生徒にシャープペンシルを送るつもりだ、建設の準備を早めなければならない、どうせなら設備完備の現代的な工場を建てよう、と言いました。

そして、子供たちのために良質の鉛筆を作れるなら、多くの資金がかかっても惜しくない、子供たちを立派に育てるとき、国が富強になる、と言いました。このように、子供たちのためには何も惜しまない総書記の深い恩情により、シャープペンシル工場が竣工の運びとなりました。

工場の労働者キム・ヘギョンさんのお話です。

「金正日総書記は工場の用地を見立てて、『ピョンヤン・シャープペンシル工場』と名づけ、少しの成果も高く評価しました。2011年5月6日、工場を訪れた総書記は、設備を着実に管理し、技術のレベルアップを図って生産を正常化し、子供たちにより多くの筆記用具を送るべきだと言いました」

製品の陳列室を始め工場の各所で、総書記は、各工程を経て生産される各種の筆記用具を見て、喜びました。そして、金日成主席は国の解放後、国事を議する場で鉛筆の生産を初の議題とし、常に子供や生徒の筆記具のために腐心した、子供と生徒たちが良質のシャープペンシルと色鉛筆をより多く求めているので、工場の任務と役割は極めて重要だ、と言いました。

苦難の行軍と呼ばれるほど国の事情がとても苦しかった時も、シャープペンシルの生産が思わしくないのは、決して小さな問題ではない、たいしたことでないと思うのが問題だと言って、鉛筆生産の正常化のための対策をとった総書記でした。

キム・ヘギョンさんは、続けてこう話しています。

「今後とも、工場に秘められた総書記の遺訓を実現していく敬愛する最高指導者金正恩元帥の人民尊重、人民愛の志を胸に刻み、人民への滅私奉仕の精神を発揮して、筆記用具の生産で成果を収めたいと思っています」