ウォンサン栃の木

元山栃の木

ウォンサン栃の木は、カンウォン道*1ウォンサン市*2のソンチョンという町*3にあります。落葉高木のこの木は、チュチェ18（1929）年に植えられたものです。

高さ18メートル、根元の周りは2メートル、胸の辺りが1.8メートルです。樹冠の直径は10メートル、5メートルほどの高さで幹が3つに分かれ、丸い形を呈しています。葉は掌状複葉で、葉身が７枚の小さい葉からなっています。

５月頃、枝の先に花をつけ、実は9月に熟します。花は円錐花序で、1個の雌しべと7個の雄しべがあります。

朝鮮でまれに見られるこの木は、形が美しく研究の価値があるので、チュチェ69（1980）年1月、天然記念物に指定されました。ウォンサン栃の木は、共和国政府の自然保護政策により丈夫に育っています。