その許離れては暮らせない

その許離れては暮らせない

誰もが産まれて初めて覚えるのは母親の顔です。子の望みなら無条件に受け入れ自分の労苦と努力の事は少しも思わない母親、その母親そのままに温かみ感じられる姿があります。

昨年8月5日、黄海北道*1銀波郡*2大青里*3一帯が洪水の被害に遭いました。家屋が氾濫する水の中に沈むのを見て村の人達は、ただ呆然として雨空を恨めしく見上げるだけでした。

翌日の8月6日、まだ水も引いていない泥だらけの道を誰よりも先に掻き分けて来たのは、敬愛する金正恩総書記でした。総書記は罹災民の生活を一日でも早く安着させようと細かく気を配りました。

7日、再び大青里を訪れて被災現場を視察し一日も早く住宅を建てる為の対策を講じました。その時総書記は、住宅を必要な資材の量や敷地の節約を考慮せず、農場員の要求通りに1棟1世帯に建ててあげるよう指示しました。

国家設計総局局長　クァク・リョンチョル

「普通、建設で資材の量や敷地の節約をするのが常です。しかし、金正恩総書記は農場員の好きな形式に、農場員の要求通りに住宅を建てるようにしたのです。テレビ*4でテチョン里の新しい住宅を見たとき、1棟2世帯より資材や敷地がどれほど多く使われただろうと推し量って見るといろいろと考えさせられました。気兼ねせず心の中を打ち明けるテチョン里の農場員たち、その要求通りに家を建ててあげようと言う金正恩総書記！　子の望みはなんでも無条件受け入れる母のことが思われました」

 

母は子の為の事なら満足という事を知りません。子に1つを与えれば、10、100をもっと与えたいのが母の思いです。今、平壌では1万世帯の住宅と800世帯の普通川*5沿いの段々式住宅エリアの建設が行われています。この10年間にチャンジョン通り*6、ミレ科学者通り*7、リョミョン通り*8のようなニュータウンが相次いで建てられ、教育者住宅、芸術家住宅、選手住宅等が建てられました。

けれど平壌市民の住宅問題を完全に解決する為労働党はこれから5年間、5万世帯の住宅を建てる事を発案しました。更に困難もハードルも多い今年、1万世帯の住宅建設を滞る事無く推進しており、モダンな普通川沿いの段々式住宅エリアの建設も共に進めています。また平壌産院マストパチー研究所、オクリュ小児病院*9、リュギョン歯科病院*10、リュギョン眼科総合病院*11等が位置する紋繍地区の病院村では平壌総合病院の開院が準備中です。

ひたすら人民の為に、この強い熱望を抱いて金正恩総書記が歩み続ける以民献身（為民献身）の足跡の上に人民の幸せが花と咲いています。我が子の為の献身する母親のように、人民の為、薪水の労を厭わない朝鮮労働党を人民は母と呼んでいます。その深い信頼に命懸けで必ず報いる為には「労働党が正真正銘、人民の忠僕の党にならなければならない」というのは、金正恩総書記の意思です。

テドンガン区域*12ムンス初級中学校副校長　チェ・グムスク

「朝鮮労働党第6回細胞書記大会に参加して、金正恩総書記の言葉を聞いたとき、目頭が熱くなり、胸にこみ上げてくるものがありました。忠僕というと忠実な下僕という意味でしょう。しかし、総書記は朝鮮労働党が人民の忠僕の党になるべきだと言ったのです。人民の忠僕の党！　あまりにも素朴な呼び名です。もっとも犠牲的な呼び名です」

 

人民の運命も未来も全て責任持って顧みる母なる党、人民のしっかりした支柱となり常に傍に居て苦楽を共にし、人民の福祉の為全てを捧げている人民の忠僕の党。

この前開かれた党中央委員会第8期第3回総会でも金正恩総書記は、人民生活の安定に少しでも寄与しようとの熱い思いから直々署名した特別命令書を発令しました。

苦労の多い母となり忠僕となる党の許を離れては片時も生きられないので、千里でも万里でも、この世の果てまでついて行く朝鮮人民です。

（今日の朝鮮）