「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」

「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」

「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」、このスローガンは朝鮮で1950年代の末頃に出ました。

1950年代後半、朝鮮では千里馬運動*1が繰り広げられ社会主義建設の全ての部門で大飛躍が遂げられました。チョンリマ、千里馬とは“一日に千里を天駆ける馬”という言葉です。その千里馬に駆る勢いで速く前進しようというのが千里馬運動です。

千里馬運動が発展する中「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」というスローガンを高く掲げて、社会の全ての構成員が一つの思考を持って努力し合い集団的革新を起こしました。この時期は朝鮮労働党の歴史に“千里馬時代”と位置付けられています。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」というスローガンを高く掲げて千里馬時代のように、またもや世界を驚かす奇跡を創造しようというのが朝鮮労働党の意図です。朝鮮人民は「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」という思想の観点と仕事振りで、第8回党大会が示した5ヵ年計画の初年度の課題の実行へと奮起しました。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」、このスローガンには朝鮮の社会主義の生命である集団主義の原則が反映されています。人民の皆が助け合い、お互いに思い遣りながら団結した力で難局を打開し、共に前進するのが朝鮮特有の国風となっています。このような美しい人間関係・社会関係が支配するので朝鮮人民は将来を楽観し、笑顔で革命的に楽天的に暮らしています。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」、このスローガンが出てから長い歳月が流れましたがその生命力は今も変わっていません。

朝鮮人民は朝鮮労働党の導きの下、集団主義の威力で難局を打開し新たな勝利を収めるでしょう。

（政策）

朝鮮の社会主義は集団主義に基づいた社会で、社会の構成員みなが「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」と言うスローガンを掲げて助け合い、導き合いながら睦まじく暮らす優れた社会です。

1950年代末、朝鮮ではチョンリマ運動*1が展開され、社会主義建設のすべての部門で変革が起きました。歴史にチョンリマ時代と印されたこの時代に、国中に漲ったのは一人はみんなのために、みんなは一人のために尽くす集団主義の気風でした。

当時は誰もが自分の利益より常に集団の利益を先に思いました。一人がみんなのために尽くす美徳が誰もが志向し、愛し、実践する人民全体の運動となり、みんなが一人のために尽くす気風が工場と農村、建設現場など、この国のどこでも見られるようになりました。

作業条件のよい採掘場は立ち遅れた作業班に渡して、作業条件の悪い採掘場を8回も引き受けたリョンヤン鉱山の掘削機作業班の人たち、自分の作業班をチョンリマ作業班に作った後、2回も遅れを取る作業班に移ってその作業班もチョンリマ作業班に作った娘の糸繰り工の英雄などなど。

この人たちの胸には「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」と言うスローガンが秘められていました。

6万トン級の分塊圧延機で12万トンの鋼材を生産し、他国では数世紀もかかった工業化を僅か14年間で実現する歴史の奇跡が創造され、朝鮮は社会主義工業国に変わりました。

「一人はみんなのために、みんなは一人のために！」

今も、このスローガンは人々の革命的熱意と愛国心を沸き立たせて、全社会に集団主義の気風が満ち溢れるようにしています。

（政治―その他）